Jealous, Don't you know

アイドルとアマゾンプライムに生かされている人

百円の恋

過去ブログより転載。

この記事を書いたのは2015年2月2日、あれから2年半が経ち私はその間夢を追い転職をしたけれど挫折し、また主人公一子にとっての百円コンビニのような仕事に戻ってしまったので自戒のために再掲。

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※ネタバレ含む

私が見た回は意外にも中年の男性が多かった。
一子(安藤サクラ)が狩野(新井浩文)に「どうして私なんか(デート、のようなものに)誘ったんですか?」と聞いたシーンがあった。狩野は「断られないと思ったから」と答えた。
そこで中年の男性たちの笑いが起こった。笑ってるのは男性だけだったように思う。少なくとも20代女の私は笑えなかった。
中年男性の笑いは、「そういう女、いるいる」ということなのだろうか。笑われる可能性がある立場の人間からすると、笑えるわけがなかった。オドオドとした女は男たちに断られない女と思われるのが普通なのかもしれないと思った。
それでも引きこもりだった一子にとって狩野は自分の居場所だった、…いや、居場所にしたかったのかもしれないと思った。憧れてた人に誘われたら、どんな理由でも嬉しさのほうが大きい。初めてのデートで、化粧をしてワンピースを着て、男性の心を鷲掴みする下着を忍ばせる一子はいじらしくてとても可愛らしかった。

狩野が出て行ってから、物語が一変した。一子が居場所を狩野からボクシングに見出した姿には涙が止まらなかった。
自分語りになってしまうけど、私も元引きこもりで、ようやく出来た彼氏からは必要とされず、社会にも必要とされなかった時期が長かった。今は派遣の仕事を見つけ、与えられた仕事を淡々とこなすだけの毎日を過ごしている。特にやりたかった仕事ではなく、生きるために止むを得ず働いているだけで一子にとっての百円コンビニと同じである。
私も一子にとってのボクシングのようなものがいつか見つけられるかもしれないと、希望を見いだせずにはいられなかった。
そして最後の一子の「一度でいいから勝ってみたかった」も涙無くしては見れない。これは単なる共感でしかないけれど。


百円の恋

百円の恋

下北沢の思い出と初恋の話

今度、下北沢の駅が地下になってから初めて行きます。

下北沢はART-SCHOOLの2人が参加していたKARENというバンドのライブでよく通っていました。

"Lorraine"

そして、初恋の人と再開した場所でもあります。


#8月31日の夜に。

Eテレで放送していた#8月31日の夜に。の実況まとめ


死にたい感情

タイトル等少し改変しましたが、以前音楽文に送ったものの対象のアーティストが多すぎたことや暗すぎたことが要因(だと思われる)で載らなかった比較的くらい音楽に関する文章です。

あと今回は公式以外の動画URLも貼っています。


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私にとって死にたいと思いながら生きることが普通のことであるのを、長いこと言い出せずにいた。

世間的に言えばそんな想いを抱えるのは普通ではないというのはわかっていたので、親や友人にこの想いを吐露することもなければ理解されようと思ったこともなかった。

しかし音楽だけはそんな想いを肯定してくれた。


希死念慮を抱いているからといって、積極的に死へ向かう行動を起こすわけではない。失敗をしてしまってその場から消えたい、なども該当する。

しかしその気持ちを語るときに自分でもうまくまとめることができなかった。でも好きな楽曲を思い返していたら自分はなぜ死にたいと思うのかを整理することができた気がする。



"どんな時もそばにいて  必要とされる様な

一度だけ味あわせて  その世界を

それだけでもういい"

ART-SCHOOL『LOVE/HATE』

https://youtu.be/IsaaNX8CYHM


簡単にいってしまえば孤独感と承認欲求を歌っていると解釈できるが、それはわたしが常に死を考えながら生きる上での要素のうちのふたつであった。


学生時代は仲良しグループがなんとなく存在していたがその中に私だけ2人で遊ぶような友人がいないことに気づき孤独を感じた。

就職活動に悩んでいるときに周りから恋人の話を聞かされると、恋人のいない私はひとりの人間にすら必要とされないのだから社会なんて大きな組織には到底拾ってもらえないだろうと承認欲求を拗らせていった。


でも、こんな悩みは大なり小なり誰もが抱えているのかもしれない。

悩みなどではなく毎日つまらない、なんとなくという理由でさえも私はそれを死にたいという言葉でしか表現できずにいたが、好きな音楽たちが死という気持ちを肯定し、代弁してくれたこそ私はここまで生きることができたのだと思う。



"したいことも無くて

する気もないなら

無理して生きてる事もない"

syrup16g『明日を落としても』

明日を落としても

明日を落としても

https://youtu.be/lcSg6RBLCEc


"A heart that's full up like a landfill

A job that slowly kills you

Bruises that won't heal

You look so tired, unhappy

Bring down the government

They don't, they don't speak for us

I'll take a quiet life

A handshake of carbon monoxide"

Radiohead 『No Surprises』

https://youtu.be/u5CVsCnxyXg



死や死を連想させるものを題材にした楽曲は多くあるが、それがどのような意図で作られたのか私たちは制作者が語らない限り知る余地はない。

Base Ball Bearに『魔王』という曲がある。



"見ないことにされてた  僕の世界が  君のことをずっと待ってる

聞かないことにされてた この声が

例え枯れてしまおうが  君のために歌うよ

笑い者にされてた  僕の世界で  君のことをずっと待ってる

いないことにされてた  僕の呪いが

君の傷を癒す  お呪いになりますように"

Base Ball Bear『魔王』

魔王

魔王

https://youtu.be/y5LgSaDaIQU



今回載せた楽曲は、まさしく私にとって傷を癒すお呪いのよう曲たちだった。たとえそれが制作者の意図としてなかったことだとしても、私は救われ続けていた。

音楽に関心がない人からしたら、暗い曲だと言われるかもしれない。でもネガティヴな楽曲があることで同じようなことを考えているのは私だけではないという気持ちが薄らぎ、ときには孤独感に寄り添ってくれる。


これからも死にたいという気持ちが消えることはないかもしれない。

でもこの先、たくさんの音楽を聞くために生きたいと思える日がくればいい。

体力のなさ

フルタイムで働いていると定時で帰っても日常生活を送る上で最低限の家事もままならず、平日は常にシンクに食器が溜まっている。
使いたい食器があるたびに他の食器もついでに洗ってなんとか凌いでいるが、狭いキッチンには洗った食器を干すスペースが少なく、結局シンクの中のものを全て洗うことはできない。

洗濯は唯一好きな家事だけれど畳むのは嫌いだから干した状態で乾いたものから使い極力畳まないようにしている。畳まなきゃいけないものも結果は放り投げて部屋は服の山であふれている。

料理をしなければ少しは楽なのだろうかと思うが、生活費で唯一削れるのが食費なのとダイエットと肌のため極力自炊をしたい。
とはいえ一品作るのが限界で、大体はお惣菜を買ってしまっている。気落ちしているときはお米を炊くのすらままならない。

でも実家には絶対戻りたくないし、フルタイムで働きながら家事をすることの大変さを痛感したら"親の目"がある分今よりも無理して家事をこなしてしまうことになり結果的に疲弊するだろう。

もっと綺麗な家に住みたいのに私は片付けが本当に下手で、ゴミ屋敷にならないようゴミだけは溜めないようにするのが精一杯な毎日を送っている。
定時で帰れているなら本当は夕飯を食べてから寝るまでの間を有意義に使いたいのに、大体はベッドか座椅子でぼーっとSNSを見ていたら終わってしまう。

心の体力ってどうやったら身につくんだろうか。

最近聞いてる曲

Tommy february6 & Tommy heavenly6『FEBRUARY & HEAVENLY』

HOT CHOCOLAT

HOT CHOCOLAT

https://youtu.be/715azTvKohg

何年かに一度ブリグリ含めトミーブームが来るんだけれど、今がその時。とはいえ聞いてなかった時期が長いので何か聞き逃してるのありそうだな…と思ってたらこのアルバムでした。

どちらかといえばフェヴ派なんだけど、このころからEDM調になったんだな〜と。仕事帰りウォーキングするのにテンション上がっていい。昔の可愛いサウンドも大好きだけどね。


恋は魔物『他に好きな人ができた』

ともだち

ともだち

  • 恋は魔物
  • J-Pop
  • ¥250

https://youtu.be/AWG9-YOL-Aw

オシャレぶってるけど俗っぽさもありメンヘラっぽさもあり。(褒めてる)まず恋は魔物ってバンド名つけちゃうのやばい。

歌詞だけ見たら(既存のバンドには例えるとボキャ貧なのがバレるけど)back number女版って感じ。『ともだち』という歌の「抱きしめられてみたかった あなたに 嘘ついて欲しかった わたしだけに」という歌詞が好き。

サウンドは今流行りのシティポップ調っていうの……?知識が皆無なので間違ってること言ってそう。ウォーキングには向かない。


バニラビーンズ『トーキョー・クロール(レナver.)』

トーキョー・クロール(レナver.)

トーキョー・クロール(レナver.)

  • バニラビーンズ
  • J-Pop
  • ¥250

実はアイドルをしっかり聞く前から応援してたバニビねえさん。言わずもがな私の名前もれなだから。バニビを知ったのは自分の中で渋谷系ブームが来ていた時で、カジヒデキが楽曲提供していて知りました。

バニビの曲は全体的にレトロなイメージがあるんだけれど、トーキョー・クロールはとても現代的。レナちゃんの好きなものを全て詰め込んだ、とのこと。

動画なかったので貼るのはバニビがカバーしたMGMTのKIDS。MGMTカバーしちゃうアイドル最高でしょ!?

https://youtu.be/D7pH8YSL_ac


やっぱりアイドルハマってから女性ボーカル聞きがち。まだ聞き込んでないけれど、CHVRCHESも聞いてる。イギリスの女性ボーカルバンド。

洋楽で好きになるの大体UKだなぁ。

最近好きな曲/なんとなく夏の終わりを感じるやつ

MONDO GROSSO『惑星タントラ』

https://youtu.be/PbcGp7SIpKA

これはどちらかといえば初夏かな…?でも晩夏にも合う。少し肌寒い夏の夜って感じ。
実は満島ひかりの楽曲しかはじめは聞いてなかったんだけれど、アルバムを通して聞いたら曲としては惑星タントラが一番好きだった。
現役アイドルに「僕らは消費されていく燃料」って歌わせるの最高。


アイドルネッサンス『前髪がゆれる』全4曲
交感ノート https://youtu.be/cS7NIpdhrpw
Blue Love Letter https://youtu.be/cL81kpOCzh4
5センチメンタル https://youtu.be/iNR0Ee5tFao
前髪 https://youtu.be/brN4Asv7QHA

前髪

前髪

Blue Love Letter

Blue Love Letter

5センチメンタル

5センチメンタル

交感ノート

交感ノート

4曲とも作詞作曲はBase Ball Bear小出祐介。アイドルネッサンスベボベの17才カバーでデビューしたこともあり彼女たち初のオリジナル楽曲がこいちゃん作というのはとても感慨深い。
そして青春ゾンビを自称するだけあって、こいちゃんさすがだな〜〜!!わかってるな〜〜〜〜!好きです!!ってなる。『耳をすませば』や『時をかける少女』を見たときのあの感覚。こんな青春送りたかったなと思う私も青春ゾンビ。
ベボベ=夏と思われがちだけど、アイルネの4曲以外も私はどちらかといえば秋よりの、もう夏が終わるころの季節を思い浮かべることが多い。
5センチメンタルの雨の描写は秋雨を思わせる。MVの夕焼けの感じがまた、新学期始まって早々感があってすごくいい。


ハナレグミ『別れの予感』

別れの予感

別れの予感

テレサ・テンのカバーなんだけれど、私は男性が女性の口調で歌っていたり女性の歌謡曲をカバーしてるのフェチなので好きにならないわけがなかった。
ハナレグミベボベ同様夏の終わりを感じる。SUPER BETTER DOGのサヨナラCOLORとかまさしくそんな楽曲なので、だいたい聞き直すのはこの時期が多い。
全然詳しくないからなんとなく、としか言えないんだけど。ハナレグミ版の別れの予感がないのでYouTubeサヨナラCOLORを貼っておこう。
サヨナラCOLOR https://youtu.be/qFDbANtxLfU

サヨナラCOLOR

サヨナラCOLOR


あと最近はゴッド・ヘルプ・ザ・ガールを見返したのもあってベルセバを聞いている。聞き返すの映画を劇場で見た時ぶり…。
オススメのアルバムがあれば教えてください。