Jealous, Don't you know

アイドルとアマゾンプライムに生かされている人

ちょうどいい女

ある女の子からずっと見下され、マウンティングされていた日のことをふと思い出した。
その子は周りから「可愛すぎないけど自分の魅せ方をわかっている"ちょうどいい"女の子」と影では言われていたし、わたしも内心そう思っていた。

その子は"ちょうどいい"ではない、誰が見ても可愛いねと言うような女の子とつるんでいる傾向にあった。
自分がちょうどいい女だと自覚していたのかどうかはわからないが、可愛い女の子と一緒にいる自分がステータスだと思っているのだろうか、と思っていた。

少し前、その子から久しぶりにラインがきた。今仕事は?とお互いの近況報告をしていたら「秘書みたいなことやってる」ときた。
そういえばモテキで土井亜紀が幸世に「受付やってるんだよね、実際は……」と話して幸世が「受付って言いたいだけじゃねーか!」と言っていたのを思い出した。幸世と同様、秘書やってるって言いたいだけじゃねーか!!と内心思いつつ「そうなんだ〜」と返した。

たとえ顔が可愛くなくても、魅せ方のわかっている子は強いなぁと思う。
わたしは未だに自分にどんな髪型や服装が合うのかも、どうすれば人に好かれるのかもわからない。
ひとつでも自信の持てるものがあればそこを伸ばせとよく言うけれどそれもない。

周りにプチ整形をしている人がいたことを最近になって知った。
実は転職する際の空白期間にわたしも整形しようと、クリニックを訪れたがどうしてもまぶたの裏に刺すという注射が怖くて結局始業となってしまい整形をするのことはなかった。
整形すれば少しは自信がもてたのだろうか。

結局わたしは"ちょうどいい女"にすらなれない愛嬌のないブスで、整形する勇気もなければなんの取り柄もない。
希死念慮は常にあるけれど、まぶたの裏の注射すら怖いわたしは自ら死を選ぶ選択をすることもきっとないだろう。

わたしはいつまでこんなことで悩まなくてはいけないのだろう。