Jealous, Don't you know

アイドルとアマゾンプライムに生かされている人

やりたい仕事では生きていけない

転職活動中ある会社が求人を出していた。
そこはある音楽関係の会社で、音楽が好きな人ならば誰もが名前を知っている会社だ。
募集していた勤務地は自宅から徒歩でも行ける場所にあり、私にとってはとても好立地だったので応募するつもりで条件を見ていたら面接で能力を判断し正社員か契約社員かを決める、契約社員の場合給与は14万〜となっていた。
14万では、とても生活ができない。私は泣く泣く諦めざるを得なかった。

その会社に限らず音楽関係は給与が安いところが多く、都心のライブハウスのアルバイトですら最低賃金がほとんどを占めている。(私調べ)
最低賃金でも応募数が多いから成り立っているのかもしれないが、親元を離れて暮らしているが音楽業界で働きたいと思っている人はたくさんいると思う。そして私のように、生活ができないという理由で音楽業界を諦め、結局は生きるために仕事を選び働かざるを得ない人も。

学生時代バイトしていた映画館は時給が最低賃金以下だった。
でもそれは学生でなおかつ実家だったからできたこと。住宅街にある小さいシネコンで平日は時間を持て余していたことや映画がタダで見れるという特典があったからこそ働くことができた。めまぐるしい業務内容だったらたとえタダ見や実家だったとしてもすぐ辞めていただろう。

CDが売れないだとか、映画館で映画を見る人が減った、と業界的にいい話を聞かないがまず賃金を上げないことには売れるものも売れないよなぁと思う。
前職もやりがい搾取のようなところがあったのだが、負担が増えた際に給与をあげてほしい旨を上司に伝えたら「そんなにお金が欲しいの?」と言われ、あげくには「給与上げてもみんな仕事しないんだよね」と突っぱねられた。

前職の上司の発言は極端な例に過ぎないが、そう思っている管理者は一定数いるのだと思う。
でも仕事ってそもそも生きるため・生活をするためにするものである。働かなくても生きて行けるなら私は働きたくない。
もちろん仕事でお金には変えがたい価値が得られることもあると思う。でもその価値で目先のご飯を食べることはできない。やはりまず仕事をする上で大事なのはやりがいよりもお金なんだよ。