Jealous, Don't you know

アイドルとアマゾンプライムに生かされている人

アラサーにして頭髪を注意された話

髪の毛を染めた。
ブリーチをして、インナーに赤を入れた。表は明るめのアッシュカラー。
当日ツイッターに写真を載せたらたくさんいいねをもらい、みんなに可愛いと言われた。褒められたのは髪色だけれど、やはり気分が良かった。この髪色を選んだ自分のセンスを褒められたような気がした。

仕事は完全な内勤で、1日パソコンと書類と睨めっこ。セキュリティが厳しく、お客様と対面することはないし、私は自分のオフィスから出るような仕事を任されるポジションではない。
少しくらい明るくするなら、問題ないと思っていた。

次の日は仕事で、仕事はどうか?人間関係は問題ないか?など聞かれる面談があった。課長との面談ではなかったが、面談で真っ先に「課長から言われたんだけれど……」と髪色を指摘された。
かなりオブラートには包んでいたが、就業規則を守らないとクビにするといった内容だった。

私は就業規則を読んだ覚えはなかった。暗くしてこい、とまるで学生のようなお叱りを受け「近日中に対応します」と答えた。

翌週、それが今日だったのだがまた呼び出しをされた。
近日中に対応すると言ったからこの土日に対応するのかと思ったら明るいままだがどういうことなのか、と問われた。
私は「こちらの事情も考えてもらいたい。月曜日の時点でこの土日はすでに予定が入っていた。近日中に対応するとは言ったが具体的にいつにするとは言っていない。そもそも就業規則に具体的に何トーンまでとか書いてあるんですか?」と言った。
「そんなことは書いていない。ただ明るすぎるとは思う。」ただの主観かよ。

就業規則を守らない人をクビにするのなら、オフィスカジュアルで禁止とされているデニムを毎日のように履いている人はなぜクビにならないのか。これはさすがに言わなかったけれど。

私は同じ仕事を任されている人の中でまだ歴は浅いほうだけれど、私より長くやっている人よりも多く電話を取っているし、欠勤早退遅刻も少ない。仕事だって言われたことはこなしているし、やることがなくなったら率先して仕事を探していると言い切ることができる。
今日だってほぼ強制的に言い渡された残業もこなした。

仕事の評価は一切されないのに、髪の毛を明るくした程度で、誰にも迷惑をかけない行為で、こんなに責められるのが本当に悔しいし、そして自分がこんな立場の仕事しかできないことが悲しい。

1週間ずっともやもやしていたけれど、文章にしたことでようやく涙を流すことができた。
私の頭髪を責めたやつ、私のアイデンティティを否定したやつ、みんな毛根死ねばいい。