ちょうどいい女
ある女の子からずっと見下され、マウンティングされていた日のことをふと思い出した。
その子は周りから「可愛すぎないけど自分の魅せ方をわかっている"ちょうどいい"女の子」と影では言われていたし、わたしも内心そう思っていた。
その子は"ちょうどいい"ではない、誰が見ても可愛いねと言うような女の子とつるんでいる傾向にあった。
自分がちょうどいい女だと自覚していたのかどうかはわからないが、可愛い女の子と一緒にいる自分がステータスだと思っているのだろうか、と思っていた。
少し前、その子から久しぶりにラインがきた。今仕事は?とお互いの近況報告をしていたら「秘書みたいなことやってる」ときた。
そういえばモテキで土井亜紀が幸世に「受付やってるんだよね、実際は……」と話して幸世が「受付って言いたいだけじゃねーか!」と言っていたのを思い出した。幸世と同様、秘書やってるって言いたいだけじゃねーか!!と内心思いつつ「そうなんだ〜」と返した。
たとえ顔が可愛くなくても、魅せ方のわかっている子は強いなぁと思う。
わたしは未だに自分にどんな髪型や服装が合うのかも、どうすれば人に好かれるのかもわからない。
ひとつでも自信の持てるものがあればそこを伸ばせとよく言うけれどそれもない。
周りにプチ整形をしている人がいたことを最近になって知った。
実は転職する際の空白期間にわたしも整形しようと、クリニックを訪れたがどうしてもまぶたの裏に刺すという注射が怖くて結局始業となってしまい整形をするのことはなかった。
整形すれば少しは自信がもてたのだろうか。
結局わたしは"ちょうどいい女"にすらなれない愛嬌のないブスで、整形する勇気もなければなんの取り柄もない。
希死念慮は常にあるけれど、まぶたの裏の注射すら怖いわたしは自ら死を選ぶ選択をすることもきっとないだろう。
わたしはいつまでこんなことで悩まなくてはいけないのだろう。
最近のこと
最近は感情がとてもフラットで、自分の中では穏やかに過ごしているんだけれど気持ちが落ち込むこともなければ逆に上がることもなくて、穏やかと言ったばかりだけれど些細なことで表に出すことはなくても少しイラっとはするし感情の起伏があまりないと言った方が正しい。
もちろん初めての曲を聞いていいな〜好きだな〜と思うこともある。でも感情のメーターが平均以上超えることはない。この基準ってあくまでも自分の中でだから比較できないんだけれど。
感情の起伏がないのはいいことなのかもしれないけれど、自分がつまらない人間だなという想いがどんどん確信になっていく。
常々"普通になりたい"と思っているけど私は同世代に比べて能力も低いし容姿も悪いからせめてできることくらいは頑張ってやらなきゃと思うけれど、自分はこの程度なんだと思うとこんなに頑張って生きてるのばかみたいだなと思う。
希死念慮を持ちながら生きていくのが私にとっての普通だけど、やはり世間の普通にはやっぱり理解してもらえないのかなとか仕事中そんなことばかり考えている。
ART-SCHOOL
最近はめっきり女性アイドルばかり聞いていたけど、ART-SCHOOLの新曲『スカートの色は青』を聞いたら一気に男性ボーカルのバンドへと気持ちが引き寄せられた。
ART-SCHOOLは名前こそいわゆる邦楽ロックというものを聞くようになってからずっと知っていたバンドだったが初めて聞いたときは正直ピンと来ず、わたしが好きになったのはいわゆる第3期と言われるメンバーのときだった。
わたしが初めて行ったライブはメンバー間のピリピリとした空気が客席にまで伝わってきており、当日台風が上陸していたのだが「一緒に死のうか」的なことをボーカル木下がMCで言っていてわたしはそこから一気にART-SCHOOLの世界へ魅入ってしまった。
ピリッとした空気は終始消えることなく、お客さんは基本的に棒立ち、前の人を押すこともなくただただステージ上を見つめ手をあげるようなお客さんもそのときは少なかった。
アートのライブといえば、わたしはこの空気感が忘れられず今でも見るときは後ろのほうで腕を上げオイオイするわけでもなく、なんならビールを飲みながら睨むようにステージを見ている。はたから見たらこの人つまらないのかなと思われるかもしれないが、私はこの見方が好き。
ART-SCHOOLのライブへ行くと毎回ボーカル木下の前には譜面台があり声もガラガラでフロントマンしっかりしろや、と思ってしまうのだがそれすらも許してしまう楽曲の良さがある。
2年くらい見れていないから久々に見たいな。
KinKi Kids20周年/世紀末を感じる曲たち
『ぼくらの勇気 未満都市2017』最高だった!20年前のドラマは見ていたような見てなかったような…?で記憶が曖昧なのですが日テレ土9枠はずっと見ていたので見ていたような気がする?
比較的夜更かししてる子供だったのと、初めて好きになった芸能人がキンキでキンキを好きになったのがちょうどこの頃だった。ちなみに剛派。
小学校に入ったとき最初に話した女の子がキンキファンだったのでその子と仲良くなりたくてキンキの出る番組を見ていたらわたしも好きになった。
今でもそういうことあるから根本は変わってないなぁと思う。
唐突だけど、キンキで好きな曲は
kissからはじまるミステリー
やめないで,PURE
青の時代
次点で
世紀末感らしい音(語彙力がなくて伝わらない)の中にまだアイドルらしさが残っている楽曲が好き。
わたしがお小遣いを貯めてはじめて買ったCDは『ぼくの背中には羽がある』なんだけれど我ながら小学校にしてはませてる曲調だなと今は思う。
キンキファン以外からも人気な『愛のかたまり』が収録された『Hey! みんな元気かい?』も買ったなぁ。この曲のせいで男性が歌う女性目線の曲フェチになったと言っても過言ではない。
キンキを好きにならなければドラマも音楽番組も見なかっただろうし、いずれは好きになってたかもしれないけどタイミングやきっかけになる作品は変わってたんだろうなと思うと感慨深いものがある。
このシングルコレクション小学生のときよくテープで聞いてたな。
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音楽文
BiSについて書いた文章がロッキンオンの音楽文というサイトに掲載されました。
http://ongakubun.com/archives/1201
ブログとかではない媒体に自分の文章が載るのは嬉しいね。
やっぱり文章書くのは好きだし、自分の好きなもの色んな人に知ってもらいたいからこれからも書いていきたいなと思う。
しかし、特に連絡なく突然掲載されたのでツイッターを見てなかったら見逃すところだった……。
働くということ
好きでもない仕事をする時間が一日の大半、なんなら週のほとんどをそれで費やさなければならないのか……と思うたびに思い出す記事。
"お金を稼がなければ生きていけないという当たり前のことに、大変憎悪を感じます。そのうえ、無能ゆえ自分にできる限界ギリギリで働いても、糊口をしのぐ程度にしか稼げないという現実がウソみたい。バカみたいな話ですが、わたしはいまだに、そしてたぶん死ぬまで「好きなことだけをしていたいのに、それだと生きていけなくて、会社員として働かなければ暮らせない」という現実に腹を立てている。でも、こういういつまでも労働への信じがたさを抱えているという幼児性が、自分の生い立ちに培われたものであるし性根なのだと痛感もしています。"
労働が信じ難い/本屋にて
真魚八重子 - アヌトパンナ・アニルッダ